【笑う標的】

笑う標的

高橋留美子の『るーみっくわーるど』の一編で、女の情念の深さを描いた作品。【うる星やつら】、【犬夜叉】、【境界のRINNE】のような多少なりともコメディが入った作品しか知らない人には驚く作品。

志賀家の分家の息子の譲(ゆずる)のもとに、本家の一人娘で許嫁でもある梓(あずさ)がやってくるが、譲にはすでに里美という彼女がおり、梓の事は昔の事だと無視をしてしまう。

だが、梓は一途に譲の事を思い続けていて、自らが魅入られている『魔』と呼ばれる死肉に群がる餓鬼によって、邪魔者である里美を消そうとする。

アニメ版は原作と異なり、エンディングテーマの途中で悲劇が待っているので、ちゃんとエンドロールまで見てください。

笑う標的】キャラクター&キャスト

志賀 譲(しが ゆずる)/CV:塩屋翼(幼少期:鷹森淑乃)
主人公。志賀家の分家の息子で、高校生で弓道部の主将。梓の従兄弟かつ許婚だが、梓よりも里美の方に気があり、梓との婚約を昔のことと思っている。
志賀 梓(しが あずさ)/CV:鶴ひろみ
志賀本家の一人娘で譲の6歳からの許婚。幼い頃から『魔』と呼ばれる死肉に群がる餓鬼に魅入られ、何かしらの邪魔者に梓が襲われると、何処からともなく『魔』が現れて滅してしまう。譲のことだけを思い続けているため、里美を邪魔な存在だと感じている。
里美(さとみ)/CV:松本伊代
譲の弓道部部員かつガールフレンド。梓から何度も別れるよう脅される。
梓の母/CV:沢田敏子
志賀本家の家長。一人娘の梓と甥の譲との婚約を強引に決める。娘が『魔』に魅入られた事を知り、『魔』への恐怖から梓と無理心中を図るが、『魔』に取り殺されてしまう。周辺には原因不明の謎の死とされている。
譲の父/CV:平井隆博
梓の母の弟。幼い息子と梓の婚約に反対するが、姉に強引に決められてしまう。

アニメ版【笑う標的

VHSの時代にアニメ化され、ガールフレンドの里美役の声優に当時アイドルだった松本伊代が起用されています。いまでは声優自体がアイドルのようですが、当時はアイドルが声優というパターンがしばしばありました。

アニメとしては直接的なグロ描写はないものの、梓の情念の深さや、『魔』が邪魔者をむさぼる姿を想像すると、なかなかに陰惨とした作品に仕上がっています。

結末も原作とは異なり、救われません。

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